「神去なあなあ日常」 三浦しをん著
- 2009/07/08(Wed) -

神去なあなあ日常
¥1575

林業に向き合う人達の「日常」を
高校卒業と同時に、母と教師の企みによって放り込まれた主人公の目を通して描かれた本。

山奥の、携帯電波さえ届かないような村での生活を強いられた主人公。
野生的でガキ大将な先輩に、カリスマ的存在感を見せる社長。
神去山の神。。。
登場人物は、全員個性的。

山の木々が、どれほど手をかけ暇をかけて手入れされているのか
四季折々に見せる山の景色が、どれほど美しいか
無神経な火の始末が、どれほどの惨事をもたらすか
現実的で、でも街中で生きていれば直面しない「日常」が、たくさん描かれます。

村の本性を現したような神事には、大笑いして読みふけりました。


林業について無知だから、山でのイメージが沸きづらくて「長い本だ」と感じたけれど
その業種に対するハンディ(あもの中でのハンディ)を抜けば
大変読みやすく、わかりやすい本。
しかも面白い。

なので
あも的評 ★★★★☆

村人の中には頑固者も多いけれど
こんな村なら住んでみたいと思いました。

でも、ヒルや5ミリほどもあるダニに喰われるのは、嫌。



この著者の作品は
あもがあまり目を向けてこなかった業種に対して
異常なくらい精密に描写しているモノが多い気がします。

そのままでは知りえなかった世界を、少しの間覗かせてくれる
貴重な作品が多いです。

・・・って、まだ3冊しか読んでないけど。
他の作品もどんどん読みたくて、物色中。
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